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ルーチェクラッシカのデザイナー光田実土里によるBlog ウエディングドレス作りについてや日々の感じたことなどについて書いています。


by 光田 実土里(ゆらりな)
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滝で出会った女神

小田急線の奥の方、丹沢の裾野・みくるべという地名の林道を友人と散歩に出掛けた時に出会った滝からインスピレーションを得て制作した色ドレス。

15kmほどのハイキングコースのちょうど折り返し地点を過ぎたあたりに流れていた滝。
高さは15mほど、流れも優しいその滝は、どんより曇り空にもかかわらず息をのむようなエメラルドグリーンと淡い水色をたしたような澄んだ色をしていたことに驚きました。

平日ですれ違う人もほとんどいないような静かな場所でしたが、その滝周辺はいままで歩いてきた林道とは明らかに違う空気。まさにここに女神がいるような神聖な雰囲気な世界が広がっていたのが印象的です。

湧き水のように澄んだ水のそばに自生していたクレソンは、かじったら甘い味がしました。
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流れる滝のような静かで優しい、そして風をふくんだらひらひらと舞うようなそんなドレスが作りたいという願いを込めてできたドレスは、薄く糸の細いシルク。オーバードレスとインナードレスの二重構造になっているので、歩いたときにオーバードレスが風になびきます。


自然は、創作にさまざまなインスピレーションを与えてくれます。季節ごとに変わる姿、植物の多様性、生命力、色合い、そして自然界のデザインにかなうものはないと思います。

私が立体裁断を学んだ東京立体裁断研究所の近藤れん子先生は、2011年8月9日に90歳で亡くなりましたが、こころから自然を愛する方で、洋服のシルエットが自然と同じようなナチュラルなラインを描くことをいつも厳しく指導してくださいました。「ナチュールにねっ!!」という言葉が口癖のように。

その頃は20代前半で自然の素晴らしさもまだよく理解していなかった私ですが、今になると自然の美しさがどんなに人のこころを癒し励ますのかが身にしみてわかるようになりました。


先日友人が誘ってくれたライブではカリンバという楽器の演奏を聞きました。水の音、そしてアフリカの森の中からインスパイアされて仕上がったという曲は、まるで森に迷い込んだらたくさんの妖精たちに遭遇したような楽しく嬉しい気持ちになりました。

そのあとの絵画と詩で表現するアーティストさんとカリンバ奏者さんのの共演では、あたたかいお母さんのお腹の中にいるような、心地よさと安心感に包まれ、なんともいえない幸せ感が広がりました。
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魂の込められたものに触れるとこころは動きますね。わたしも人のこころに届くドレス作りが目標です!!





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by luceclassica | 2016-01-31 20:00 | ドレスの魅力

オトナ・リボン

普段は、リボンのように可愛らしいものを身につけないけど、ウェディングドレスにはリボンのモチーフをつけたいと願う女性は、いつの時代も後を断ちません。

私が専門学校で洋服の勉強を始めたばかりの頃、先生が「リボンは一見簡単なようでとても奥が深く、リボンを魅力的に作れる要素があれば天才です。その証拠にクリスチャン・ディオール(1950年代に活躍したフランス人デザイナー)は、シンプルを極めた洋服の中に絶妙なリボン使いをしていました。」と話していたのが記憶に残っています。

花嫁のアイテムとしても定番で人気が高いのがリボン。もともとは平らなテープ状のものを結んだリボン結びが起源ですが、ドレスの一部として身につけるときに大人の女性としての気品を感じさせるリボンに仕上げるのは簡単ではありません。

先生の言葉に呪縛されたかのように、素敵なリボンを作ることは、とてもハードルが高く難しいものという先入観がありました。

20代半ばでウェディングの仕事に携わり、必然的にリボンとは切っても切れない関係となり、試行錯誤を繰り返しています。
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上の写真はシンプルでシックなビスチェに大きなリボンが特徴のアンティーク調ピンクのドレス。

素材・デザイン・布の厚み・スカートや身頃とのボリューム・テール(しっぽ)の長さ・張り感・蝶々部分の幅や長さや表情・結ぶ部分の幅・すべてのバランスがリボンの魅力にかかわってきますから、検討に検討を重ねて作ります。

魅力的なリボンが、お客様の魅力を最大に生かすことができますように*
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上の写真は春の挙式のお客様の仮縫い準備、検討中のリポンです。






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by luceclassica | 2016-01-29 16:44 | ドレスの魅力

ウォーキング 2016

日頃の運動不足とお正月太りの解消に1月3日からはじめた朝のウォーキング。

今のところ2,3日に一回くらいのペースで続いています。
以前も少しだけ早起きして1時間ほど軽いウォーキングをしていたことが何度かあります。
忙しさにまぎれなかなか長続きできず断念していまうのですが、決まって歩き始めるのが、一年の中でも一番寒いこの時期です。

今年の新しい試みとしては、10km歩くことを目標とし、約2時間くらい歩くということです。

朝の5時半は、まだ月と星がまぶしいくらいに輝くくらいの夜空なのですが、空を眺めながら歩いているうちに暗かった空がうっすら明るくなる時間(明けの空)は、普段起こるはずのないことが起きそうな(魔法にかかりそうな)気持ちで、ファンタジーを感じるから不思議です。

仕事をしているとなかなか夕陽をじっくり眺めたりするチャンスがないので、登ってくる朝陽を眺めながら歩くのはとても楽しい時間だということを発見しました。

休日だった今日は、友人を通して知り合ったご経験が豊富な方に、仕事を続けるにあたってのアドバイスをいただきながらの昼食会を開いていただきました。今までの自分の考えにはない新しい発想を学び、新しい風が吹き抜けたような気持ちになりました。

改めて出会いやご縁に感謝し、この嬉しい気持ちをわたしも人につなげることができる人間になれるよう楽しんでがんばろうと心に決めた一日でした。
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写真は、先週のお休みの日に完成したテディベアのパステル画。




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by luceclassica | 2016-01-27 23:44 | お絵描き
今日の朝一番にご来店くださったSachikoさんは、今月末に浅草の雷門にある素敵なレストランにてパーティをなさる予定です。

「あまりヒラヒラしすぎていなくシンプルなドレスだけれど品のいいもの」というコンセプトでドレス選びをされて、私たちのアトリエにたどり着いてくださったそうです。

本当に数あるドレスショップの中から、私たちのアトリエを選んでくださってありがとうございました。

ドレスのご試着では、いつくかのラインを試されましたが2回目のご来店で、お相手のTakehikoさんにもご覧いただいて、直感でドレスを選ばれました。

カジュアルなパーティなのでラフな感じがいいけれど、ある程度の品格を保ちたいというTakehikoさんのご希望で男性用ご衣装の小物もご一緒にご用意させていただきました。

当日のブーケと髪飾りは、仲良しのお友達が生花で作ってくださるのだそうで、仕上がりが今から楽しみですね。

パーティのご準備は、周りの方々のたくさんのご協力もあってとても順調に進まれているとのこと、日頃のお二人のお人柄が表れていて素敵です!!

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白百合のような気品をお持ちのSachikoさんには、透明感のあるシフォン素材と存在感のあるフランスレースがとてもお似合いです。
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1月30日のパーティはTakehikoさんとSachikoさん、そしてご出席される皆様の笑顔が最高に輝く1日となりますように心からお祈りしています。




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by luceclassica | 2016-01-17 13:48 | アトリエから

差し出せる人

年明けの3連休もご遠方の方などもいらしてくださって、ご縁を感じるお客様との嬉しい出会いもありました。

日頃のドレスの製作やドレス選びの接客で心がけていることがあります。

まず、その方のチャームポイントは何かということを見つけ出すこと、ふんわりした柔らかいイメージなのか、好奇心いっぱいの若々しさなのか、普段のご自分とは違う一面を表したいのかなどなどを感じとり、外側と内側の魅力を見つけるのは楽しい作業です。

もちろんお会いしてすぐには難しいのですが、少しお話をしてお好みやどう見せたいかなどをうかがっているうちに湧いてきます。わたしなりのイメージとお客様がイメージしているものが違うこともありますが、まずはお客様のお好みを優先してうかがい、必要があればおすすめをするというスタイルです。なんと言っても、ご本人の一番のお気に入りを探すお手伝いが仕事です。

目に見える表面的なもののほかにも、その方がお持ちの内面的なものを洋服で表現したいと思っています。
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いつも胸に花束を抱いていて差し出せる人、それがわたしの夢であり、目標です。

そう願って自分のビジョンボードに切り抜きを貼っていたら、実家の姪がこんな絵を送ってくれて驚きました。
なぜか人にお花を手渡している絵。ちょっとどっきりしました。
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お正月賑やかだった実家が恋しくもなりますが、姪たちがくれる手紙や絵に励まされ、今週もがんばります!!



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by luceclassica | 2016-01-12 21:00 | 日々思うこと

2016年の目標

新年あけましておめでとうございます!
私たちのアトリエも2016年のスタートを切り、新しい気持ちで仕事に取り組んでいます。

ここ数年、ことしの目標を仕事&プライベートともに立てるのですが、不思議と頭で考えても全くピンときません。目標というよりは、やらなくてはいけないリストのようになってしまい、以前はなかなか目標が定まらないとこともありました。

毎年氏神さまである北澤八幡神社さまにお正月祈願に出かけるのですが、そのあとは自然と湧いてくることが多く、無理に目標を立てるのをやめました。

今年も八幡さまにご祈祷していただいた後、たくさんのインスピレーションを得て、様々な目標を立てました。このフレッシュな気持ちを忘れずに一年を乗り切りたいものです。

最近では宝地図やビジョンボードなどが流行ですが、ことしの目標もまさにビジョンボードですね。事細かに、そしてもうそれを達成したかのようにリアルにイメージして自分の行動や内面、仕事面では、技術や作りたいものやコレクションのビジョンを固めました。

時間的には同じ一日、1週間、そして一年の流れもビジョンを持つことで流されずに過ごせるような気がします。
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お正月は実家の青森で家族とともに過ごしました。
姪や甥たちと初詣に出かけたり、膝上までの雪やぶの道のりを犬の散歩して、全力で走ったり、お布団の中から明るい月夜を眺めてはしゃいだりと自然や神様に触れることで気持ちもリフレッシュして新たな一年を迎えることができました。普段は静かに過ごすことが多いので、家族が賑やかに過ごせるありがたさを感じながら短い時間でしたが帰省の旅を味わいました。

今年も人の心に響くウェディングドレス作りを通じて、たくさんの方のお役に立てることができますよう精進してまいります。
ルーチェクラッシカをどうぞよろしくお願いいたします。



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by luceclassica | 2016-01-07 20:22 | アトリエから