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ルーチェクラッシカのデザイナー光田実土里によるBlog ウエディングドレス作りについてや日々の感じたことなどについて書いています。


by 光田 実土里(ゆらりな)
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昔の☆ノート

梅雨らしい雨がつづきます。今晩は雷や突風もあるみたいですから、ご注意下さいね。

ところで、今日はドレスの制作を進めましたが、立体裁断を習っていた頃のノートが出て来ました。日本の服飾界で、立体裁断の第一人者である近藤れん子先生。

初めてお会いした時の第一印象は、見た目のエレガントさとは、裏腹に大きな声で話すエネルギッシュな方だなぁ、ということ。わたしのノートには、先生の声が大きい理由まで書いてありました。「私は大きな家で育ったので、声が大きいのよ!!」さすがです。「親に頼れるうちは、どんどん、すねはかじるものよ!!」と言われていたのも、おとなになったら自立するもの、という考えだった自分には衝撃でした*

れん子先生の言葉は、とにかく印象に残るものが多くて、当時の私は、授業の内容のあいまに、れん子語録を書き留めるのが趣味だったようで、とにかくおもしろいものは、どんどんメモしていました。

なにしろ、2年間学ぶ、製図クラスを習いに行った時に、一番最初の授業で「製図は頭っから信じない方がいい」「わたしは、製図をあまり信用していません。それほどに人間の体というものは難しいからです。」と言われ、体は幾何学的ではないので、メカニックには割り切れず、そのために数字を信用してはいけませんという宣言をされたのも、れん子先生らしいエピソードです。

洋服作りの上で一番大事なことは、寸法ではなく、見る目を養うこと。とにかく観察すること。いいものを求めるということが大事で、自分が作りたいものを神経質に突き詰めること!!

ドレス作りを15年続けて、今改めて、れん子先生の言葉が身にしみます。ルーチェクラッシカのドレスの一着一着には、このポリシーが、ひっそりと、そしてたっぷりと含まれています!!

そのことを実感した一日でした。今日も、洋服作りに励むことができたことに感謝☆
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by luceclassica | 2011-06-02 22:20 | ドレスの魅力