新企画★プチプライスコレクションの「ミルクティ」。
その中のドレス「Lily」のご紹介です。
雪のように、白くて艶やかなサテンのハイウエストドレス。装飾がないぶんだけ、カットとシルエットが重要になります。
女性のからだが一番美しく見えるように、何度も何度も自分の目で確かめがら、納得のできるラインを見つけていくのが立体裁断での造形。師匠である近藤れん子先生は、「目でとらえ、心で判断する」ことの重要さをいつも語られていました。寸法では決して割り出すことのできない美しさは、目を養うことで初めて生まれるのです。
同じドレスとヘッドドレスでも、コーディネート次第で違った表情を見せてくれます。こちらは、オーガンジーのロンググローブ。レースのモチーフが透けて、女性らしいやわらかさを引き出します。
フレンチスリーブと呼ばれる袖付けの縫い目線がないこのデザインは、もともと日本の浮世絵がフランス人のデザイナーの目にとまり、日本のきものの"ゆとり美"が注目された約100年前。のちにパリの服飾界で大流行となりました。きものが船を渡り、フレンチスリーブとして日本に戻って来たのです。これを初めて聞いたときは、驚きました。
コレクションのページでは、写真の左上、詳細ボタンをクリックするとデザインポイントやスタイリングのこだわりなどもご紹介しています* ティーカップとスプーンのデザインが目印です!!